2019年9月4日(水)10:00~17:00 青山学院大学 ジェロントロジー研究所におきまして,
「自治体機能強化支援講座~加齢性難聴の理解と対応~」を実施いたしました。
今回の研修の目的は,以下の2点です。
第1に,地域包括ケアの担い手である専門職の皆さまが,加齢性難聴の正しい知識を身につけること。
第2に,グループワークを通して,難聴高齢者とコミュニケーションをとる際の配慮について,考えることができるようになること。
第1部は「加齢性難聴について」では,聞こえのメカニズムや難聴の分類から,
高齢期における難聴者の割合,加齢性難聴の聞こえの特徴,加齢性難聴による心身への影響,難聴対策の課題,加齢性難聴を早期に発見するためのスクリーニング検査について,実践を交えながら講義をいたしました。
第2部は,グループワークで対応を考えました。まず,耳栓とイヤーマフを用いて,難聴の疑似体験を行い,難聴者の気持ちを理解しました。
さらに,難聴VRや補聴VRを用いて,難聴者の生活場面での困難を疑似体験しました。その後,対応について話し合いました。
参加者は5名と少なかったものの,ゼミのようなアットホームな雰囲気で,日頃の体験談を交えながら,質疑応答や意見交換が活発に行われました。
今後もこのような研修会を続けてまいります。是非,多くの方々にご参加いただきたいと存じます。